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久しぶりに映画館へ『崖の上のポニョ』-2008年9月30日(火曜) [映画]

どう見ても幼児向けという感じなので見る勇気がなかったが、映画館の前で見ていると窓口に60歳以上は1000円という表示があり。入ることにした、ちょうど始まるところ。60歳から1000円とは知らなかった。ほかでも同じかな?
最近の映画館は狭いし、画面も小さい。昔のシネラマの画面がなつかしい。『2001年宇宙の旅』や『アラビアのロレンス』はあの画面で見るとすばらしかった。宇宙の広がり、砂漠の広がり、臨場感が圧倒的に違う。
ということで、目が悪いこともあるが、映画館ではなるべく前の方で見ることにしている。周りをみると客は少ない。平日の昼間なので子供は居ない。比較的年配層の観客。
宮崎駿さんの作品は『風の谷のナウシカ』以来のファン。当時は一般の映画館では上映されず、見るにはマイナーな映画館を探すしかなかったが、今はどこでも上映している。時代は変わったものだ。でもアニメは宮崎駿さんの作品以外はほとんど同じ状況だから変わったとは言えないかも。
『千と千尋の神隠し』のときも子供向けという感じがして大人が一人で見るには抵抗があったが、あれは見てよかった。作品のなかに水の上を走る電車に乗る場面があったが、あれは昔よく夢にみた風景。宮崎駿さんは僕と同年代だからなにか共通点があるのかもしれない。
さて、『崖の上のポニョ』。面白かったけど、やはり子供向け。孫がいれば喜んだろうという映画。しかし、この作品でも女性は元気。主人公の母親に老人ホームのおばあちゃんまで元気でかっこいい。
それと、ポニョ。人間の姿のポニョはトトロのメイにそっくり。まだ幼い主人公とポニョ、その後はどうなるのかな?ちょっと心配。また、この作品でも宮崎駿さんの他の作品同様悪人は居ない。多くのファンタジーストーリーは悪役が必ずいるものだ。善と悪の2元世界がストーリーの骨格のなっているとストーリーは明確になる。指輪物語のサウロン、ナルニア国の魔女など枚挙にいとまはない。完全な悪がないということはストーリーが複雑になり、うまくつくらないと不自然になる。このポニョでもやや不自然なストーリーになっていると思う。でも面白ければどうでもいいこと。そんなに目くじら立てることはない。
さて、次はどんな作品かな?引退せず、あと数本は作ってほしい。
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