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ニュージーランドへトレッキングの旅(ミルフォードトラック 前半編) [┛海外編]

2008年2月28日~29日(金曜) ニュージーランドへ
朝の7時過ぎに成田空港第2ターミナルへ。そこでEチケットを受け取りチェックイン。キャセイの搭乗口77番ゲートへ向かう。結構遠く搭乗案内まで30分前。9時15分定刻出発。いよいよ永年の夢が現実になろうとしている、自由を実感。
香港経由で朝の7時40分ころオークランドへ到着。いったい何時間かかったのか。香港では2時間ほどの待ち時間があり18時間かかっていることになる。遠い。
オークランド空港.jpg
朝のオークランド空港、ブルーのラインがあり、これに沿って歩くと国内線のターミナルへ10分ほどで着くはず。

国内線へ.jpg
国内線のターミナルが見えてきた。地元の人も皆歩くみたい。

ホテルからの眺め.jpg
A-Lineホテルからの眺め。


クイーズタウンは高層の建物がなく見晴らしがいい。しかし、小さな街。湖に沿って街が広がっているが2時間も歩けば全部回れるのではないかと思われる。ワカティプ湖と呼ばれるこの湖は氷河によってできたもので、S字の形の長大な湖、氷河湖特有のトルコブルーの色、水深も深い。

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4時からの説明会に出席するため指定の場所へ向かう。この建物の奥が説明会の会場。この建物の裏から明日は出発

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受付にいた笑顔の印象的な女性


4時からの説明会は英語での説明、5時から日本人向けの説明会がある。英語の説明会に出た。冗談が多く半分も理解できない。ここでシーツを借りる。このシーツは途中のロッジで使うもので、到着と同時にこれでベッドメイクすることになる。リュックや雨具なども貸してくれる。しかし重いタイプなのでお勧めできない。この説明会でバングラデシュからという若い日本女性と会う。向こうも1人なので一緒に歩くことになる。英語が上手で頼りになる女性。

2008年3月1日(土曜) トレッキングへ(歩く距離1.2キロ)
9時半ステーションの裏からバスで出発。参加者は全員クイーンズタウンからのようだ。お昼ごろテアナウのホテル到着。そこで昼食。ツアーの間は3食付。お決まりの記念写真を撮る。そこで自分もパチリ。
撮影が終わると前のパーティーが戻ってくる。雨で何も見えなかったとのこと。それどころか川が増水して胸まで水につかるので一部をヘリで飛んで歩き続けたとのこと。胸まで浸かって歩きたくない。でもそれが我々のパーティーには幸いすることになる。

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オーストリア、ニュージーランドそして英国からの参加者がメイン。その他、USA、フランス、カナダから。日本人は8名
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ホテルからバスで船着場へそこから1時間ほどでテアナウ湖の北端クレイドワーフへ到着する


対岸に着くといきなり雨。あわて雨具とリュックカバーを装着。30分ほどで最初のロッジ、グレイドハウスに到着する。ネイチャーウオークに参加する人もいるが、自分はベッドメーク、洗濯をする。洗濯は手洗い。乾燥室があり2時間から3時間で乾燥する。この日は雨が降っていたため写真は撮れなかった。唯一食事の撮影。食事の後、明日のコースの説明、そして参加者の自己紹介を国ごとに行う。結構愉快なパーティーになりそう。雨が強く降ったのは結局この日だけ。10時消灯、強制的に消灯になる。

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ロッジでの食事。お酒は注文して、最後の日に清算する。トレッキングの宿としては立派な食事。こんな感じで毎日ディナーが食べられる。ディナーもメインディッシュは2種類あり事前に選択できる。昼食は朝起きてサンドイッチを自分で作る。もちろん材料は用意してくれる。野菜やハムなどお好みでサンドイッチを毎日つくる。
部屋は4人部屋。ただし、今回はタヒチから来たというフランス人男性と2人だけ。トレッキング中は彼と同じ部屋になる。

2008年3月2日(日曜) ポンポローナロッジへ(歩く距離16.1キロ)

苔むした森.jpg
苔むした森


コケ類の多いミルフォードトラック。雨の多い湿潤な気候のせいか苔むした森を歩く。ゴブリンモスなどぶなの木に寄生しているコケ類もあり、幽霊が出そう。同じチームの英国人は日本の庭園みたいでオリエンタルな風景だと言う。

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ガイド付でないインデペンデントウォーカーの利用する小屋。でもバーナーつきの炊事場あり結構快適な小屋。


やや、小雨のなか歩き、クリントンハットを過ぎると展望が開けてくる。左右切り立った崖、V字谷の真ん中を歩く。これは日本では経験できない世界。しかも昨日までの雨をうけて左右に無数の滝が出現している。しかも1000メートルはあろうかという落差の巨大な滝だ。雨がやめばすぐ消えるとのこと。だから名前は無い。

V字谷.jpg
V字谷の眺め、遠くにマッキノンパス


途中「ヒレレ滝ランチハット」で朝作ったサンドイッチの昼食。先行しているガイドスタッフが暖かい飲み物を用意して待っていてくれる。ちなみにガイドは全部で4人。先頭、中ほど、そして最後尾を歩く。参加者はそれぞれ自分のペースで歩く。僕はといえばかよさんのペースにあわせて歩く。2日目は歩く距離も少なく、しかも本当に整備された散歩道。周囲の風景、鳥たちを見ながらのんびり歩ける。世界一の散歩道を実感する歩きになった。

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右を見ても左を見ても滝の連続


しばらく歩くと分かれ道あり、ヒドゥンレイクへと行く。昨日の説明ではまたメインのルートに戻るらしい。ただしAvalanch危険「とある。「まあ行きましょう」と言うかよさんに励まされ行くことに。小さな湖沿いに、滝のすぐ近くまで行ける。天上からの滝を見ることができる。これは寄り道して良かった。

V字谷taki.jpg
1000メートルは落差がありそうな滝。

V字谷taki.jpg
滝のそばまで行ける。


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かよさんと滝


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小さな鳥が逃げずに寄ってくる


のんびり歩いているうちにやがてポンポローナロッジへ、途中釣りのために戻ってる人がいた。ここは地元では有名な釣りの聖地らしい。4時頃ポンポローナロッジ着。ロッジの入り口では飲み物を用意して待っていてくれる。こんな歩きなら楽なものだと思ったが、結局散歩道はここまで。

ponporo-na.jpg
ポンポローナロッジの入り口で

ポンポローナロッジはロッジの中でも一番快適かも。ドライルームも同じ棟にあり、それに食堂も立派。そこに珍しいピアノがあった。足踏み式の自動ピアノ。穴の開いたテープを回して鍵盤が動く。

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足踏み式の自動ピアノ。でも足を踏み続けるのが大変。やってられない。


夜、ロッジにいた若い日本人に教えられて、南十字星を見る。空は若干雲が残っているが、雲の合間からダイヤモンドを撒き散らしたような星が見える。初めての南半球での星空。南十字星を見るのも初めて。これだけでもニュージーランドに来た意味があったかも。さあ、明日はハイライトのマッキノンパス越え。
(続く)

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