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ニュージーランドへトレッキングの旅(ミルフォードトラック 後半編) [┛海外編]

2008年3月3日(月曜)いよいよマッキノンパスへ (歩く距離14.9キロ)

いよいよ峠を越える日。6時25分前には起床、サンドイッチをつくり、朝食を済ませると7時半に早速出発。ガイドがまず先行するのでそれより早くすることはできない。この辺がガイド付きらしい。この日、昨日までの違い、快晴。天気にめぐまれる。この分なら峠からの展望が楽しみ。途中のミンタロハットでトイレ休息。トイレはけして多くはない。トイレのあるところで済ましておかないと困る羽目になる。まあ、川から50メートル離れればOKとのこと。これはどこでも水を飲めることを保障しているためらしい。でも女性は困ると思う。
マッキノンパスへ.jpg
いよいよマッキノンパスへ

昨日までの散歩道と異なり石の多い山道。歩きにくい。これはもう散歩道ではない。歩き続けると11のジグザグにさしかかり、やがて森林限界を超えると一気に展望が開けてくる。やがて記念の碑が目に飛び込んでくる。もうそこは峠。先行していたガイドが暖かい飲み物を用意して待ってくれている。風つよくさすがに気温も下がり寒い。あわててダウンのジャケットを取り出して着る。まさか夏山でダウンを着るとは。
ここまでの登りは通常の日本の山を経験していれば、それほどではない。白馬の雪渓の方がはるかに長くきつい。
天気に恵まれ、峠からの展望はすばらしい。今までのコースを遠く展望し、これからのコースも展望できる。まさにトレッキングのハイライト。出発のときに戻ってきたグループは視界悪く何も見えなかったというから気の毒。
また、峠の上は小さな湖あり天上の楽園。でも寒い。下を覗くと今夜の宿泊するクィンティンロッジが見える。
記念碑が見える.jpg
記念碑が見えた

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峠に立つ

この下に次のロッジが見える.jpg
「危険」のサイン、この下に次のロッジが見える

今まで歩いた道を展望.jpg
今まで歩いた道を展望できる

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天上の楽園

天上の眺め2.jpg
天上の楽園

天上の眺め3.jpg
天上の楽園

天上の楽園.jpg
天上の楽園

記念碑を後に.jpg
記念碑を後に今度は下り

峠に小屋があり、そこでサンドイッチの昼食。ここでも暖かい飲み物を用意してくれている。さあ、後はひたすら下り。
でも、せっかく登ってきて、すぐ下るのはもったいない。ここで一泊できて夕日や朝日が見られれば。でも日程は決まっておりここでは宿泊できない。
下り始めてすぐ小さな滝を発見。コケの上に水が滴り、日の光に輝いており、なんとも美しい光景に見惚れる。
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ひたすら下っていくと、やがてサザーランドの滝が見える地点にくる。上から見たときはすぐ下にロッジがあったが、大きく迂回して下るため、結構時間がかかった。
遠くにサザ-ランド滝が見える.jpg
遠くにサザ-ランド滝が見える

3時半ころ、今日の宿泊地クィンティンロッジに着いた。時間ありサザーランドの滝に行く人はもう勝手に行っているようなので我々も滝に向かって出発。
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クィンティンロッジ

落差580メートルという滝。上に2つの湖があり、さらに上には氷河があり、滝の源流となっているとのこと。1時間ほどで往復したが、直前まで来てものすごい水しぶき。めがねも曇って何も見えない。当然撮影もできない。そこで直前であきらめる。今までの雨を受けて、水量が半端じゃない。かよさんは全身水浸しになって戻ってきた。グループのほかの人も同様、ここでは完全防水のレインウエア上下、度つき水中眼鏡(めがねの人は)がいる。
サザーランド滝.jpg
サザーランド滝、撮影できるのここまで


2008年3月4日(火曜)最後の歩き、サンドフライポイントへ (歩く距離21.8キロ)

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サザーランド滝の見納め

サザーランドを遠くに見てこの日、今まで最長の区間を歩く。全体として下り道であり、楽と思ったが、さすがに4日目。体のあちこち、特にひざが思うよう動かない。かよさんのペースでは歩けそうもないので別れてのんびり歩くことにする。かよさんありがとう。でも、ゆっくり歩いたせいか昼食のジャイアントゲート滝まで遠く、なかなか着かない。このあたりは雨量が多くたくさんの滝があったが、滝はもう見飽きたし退屈、その上おなかがすいた。昼を大きく過ぎてようやく到着。
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ジャイアントゲート滝、ここでやっと昼食

他にもいくつかの滝を見ることができたが、森に目を奪われる。しだの大木の森。まるでジュラ紀にいるよう。またアイダ湖のほとりで変な鳥発見。逃げない、飛べない鳥ウエカ(WEKA)。
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しだの大木の森

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飛べない鳥WEKA

ただひたすら歩くうちにサンドフライポイントに到着。3時15分、最初の船が出るところ。そこでも暖かい飲み物が用意されているので次の船にする。ミルフォードサウンドへ15分ほどで到着、ロッジまでバスですぐ。
この日の宿泊はマイターピークロッジ。ロッジといってもホテル。ちゃんと1人部屋でバスつきの部屋。ディナーもそれなりのもの。完歩賞の授与式あり、今までのロッジでのアルコール代金をここでまとめて清算する。ロッジの隣にパブあり儀式が一通り終わった後に行ってみる。地元のビールあり、おいしい。同じグループの人やガイドもすでに入って飲んでいるので一緒に飲む。
サンドフライポイントにて.jpg
ああ、これでトレッキングは終わってしまった

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今回お世話になった4人のガイドさん


2008年3月5日(水曜)ミルフォードサウンドクルーズ

最後の日はミルフォードサウンドのクルーズがおまけについている。氷河で作られた切り立った崖、エメラルド色の水、そして滝。いままでのトレッキングの締めくくりにふさわしいクルーズだった。のんびりといままでのトレッキングを思い出しながらのクルーズとなった。
ミルフォードサウンド.jpg
赤い上着の男性は同宿のフランス人

仲間たち.jpg
今回同じグループの人たち、終わって満足そう

毎日、夜は一緒に食事したので、すっかり仲良しになってしまった。これも海外でのツアーの楽しみ。大型の日本ツアーだとグループの半分が日本人という場合もあるとか。それでは海外まで来た意味が半減するのではないかと思う。




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